バス事故。5年以内に、 外国人を10人位殺すことになるんじゃないでしょうか?
大型2種取り始めた人間としては完全に人事にできない。
日本のバス事業の岐点になるのではないでしょうか。
この業界
5年以内に、
外国人を10人位殺すことになるんじゃないでしょうか?
私は新卒で田舎のバス会社兼旅行会社に務めています。
もともと田舎で何か将来的にしたいなと思っているので、
現状を知りたくて、労働条件やばそうだなと思いつつ、入社したのですが、
想像を超えるやばさがあります。笑
けど、たぶんうちの会社だけじゃなくてたぶんどこもやばいんです。
(僕の持論ですが、たぶんみんな思ってます。)
けどそれって一番やばいことですよね?
バス会社の未来はこのままだとない。
バス業界のスーパー負のスパイラル。
労働環境最悪→賃金低い→働き手減→さらなる労働環境の悪化。
命のかかってる仕事
やってることは、パイロットと同じなのにどうしてこんなに賃金に開きがあるのだろう。
この業界が適切な対価を産み出せてないからだと僕は思います。
安全対策しようが、法律を変えようが、何しようが、
所詮「安い移動手段のバス」に将来はないと思います。
で最近、日々、人(モノ)が移動するために支払われる対価って、いくらなんだろうと考えています。
「こっからここまで移動するのにこんなにかかるの?」って思うことは、たっくさーんあると思います。少なくとも僕はよく思います。
車が発達していない時代。
そこには相当の価値があったと思いますが、
車をみんな当たり前に持っている今、
“移動”に価値はあるのでしょうか?
また、その価値はいくら?なんでしょうか。
移動って所詮“手段なんでしょうか
例えばスキーに5千円払ってバスで行くとして。
「この素晴らしいスキー場に5千円払って来た甲斐があった!」
とはなりますが、
「この素晴らしい乗り物に5千円払って乗った甲斐があった!」って思う人は多分バスマニアくらいで。
その5千円の殆どが、目的地の持ってるポテンシャルへの対価で
その移動手段が素晴らしいから払われることってほぼないじゃないですか。
でそうなると
移動する目的が、楽しい観光だったらいいにせよ。
毎日の通勤、行きたくない用事の場合もう移動手段に払うお金は、気持ち的には、無駄な出費としかならないわけで
【で、そうなると】
移動手段に対して得る満足度って、
結局
「いやー安くて良かった」
しか出てこないと思うんですよね
かと言ってたぶん事業者さんも何もしていないわけでもなく、
乗り心地を良くする、モニタを付ける、コンセントをつけるだとか、トイレを付ける
そういう意図があってかどうかは知らないけど、
色々に付加価値をつけることは、してるとこはあるわけで。
キレイ事ですけど、
安易な価格競争には走らず、
全体的に移動することそのものへの付加価値を上がっていったらいいのかなと思います。
まーけど、それってムズカシイですよねー。
みんな必死にやってるわけだし
身の回りから少しずつ、少しずつ、なにかできたらなーっと。
外国から観光者が増え、バスも増えてて、けど働き手はいなくて、
観光を提供する旅行業者も、観光をする旅行者も
どっちも、移動費は極力安くしたいわけで。
そんなことしてたら、また、どうせ事故は起こるわけで、
そのうちインバウンドでも大事故は起こると思うわけで。
せっかく外国から大金払ってきた人10人単位で殺すことになるかもsれない今の旅行業界の現状。どうにかなったらいいですよねー。
これ誰が悪いとかじゃなくて
バス事業者も旅行業者も、国も、利用者もこれぜーーんぶ悪いんですよね。たぶん、この業界の壮絶な負のスパイラル。
都内の大手代理店に入らず
小さな旅行会社兼バス会社で勤めてたから気づけたことで、
大変だけど、よかったなーと思うことでもあって。
田舎の観光業で将来何かやっていきたい身をしては、
少しでもバスの付加価値をあげられたらなと思います。
以上、ひさびさの意識高い長文投稿でした。